冷え症
冷えには主に4つのタイプがあります

タイプによって対策をとる必要があります。
まずはどのタイプでも、「腹回りを保温する」ことが大事です。
- 機能性下着は汗をかくと冷えてしまうため、トレッキング用の下着を使うとよいです。
- 唐辛子の過剰摂取は、汗は出るけど冷えにつながります。
- 熱い風呂にいきなり入らない(追い炊きを利用する)
- タバコは、血管を細くしますのでやめましょう。
「ストレス」タイプ
ストレスを感じると、交感神経が緊張状態(自律神経の乱れ)になり、血流がわるくなります。
治療としては、ストレスのもとを確認し、骨盤背骨の調整で自律神経失調を改善します。
自分でできる解消法
- ストレスを減らす
- ストレスを解消する。
- 過度なサウナなどをやめる
「内臓」タイプ
冷えるとおなかが痛くなったり張ったりします。
原因は
●水分の取りすぎ
(水分をため込みすぎる体質の人・下痢しやすい人
→水分の取りすぎに注意・冷たいものを採らない)
●熱を逃がしすぎ
(身体の表面が熱く汗をかきやすいので、その結果熱が逃げ身体の中が冷える)
治療としては内臓の血液循環療法をほどこします。

自分でできる解消法
- 腹巻をする
- 外出の際汗をかきすぎないように熱をこもらせない服装をする
- ウールのセーターを着るやじるし通気性がよく保温力も高い
- ウインドブレーカーを風よけ用として使用する
- 部屋の中では、暑いからといって素足にならず避け、靴下を履き、熱を逃がさないようにする。
「下半身」タイプ (腰と尻が原因)
症状は、顔や体がほてります。
原因は●O脚●柔軟性不足●運動不足●筋肉量の低下
治療としては、O脚矯正、柔軟性確認後ストレッチ指導、ウオーキング指導。

自分でできる解消法
- 手足をよく振ってウオーキング
- ふくらはぎの筋肉をよく伸ばす(アキレス腱伸ばしの要領で)
- 足指のストレッチ (足指を丸めるように手で曲げ5秒数えたらパッと離し、5秒間そのままにする×3)
「四肢末端」タイプ
症状としては、手と足がいつも冷たい、まれに頭痛がします。
原因は
●熱が作れない
筋肉をつけるましょう。
植物性たんぱく質を取りましょう。
●熱がうまく運べない
(手足をいくら温めても暖まらないので、体幹部を温める。)
治療としては、骨盤背骨調整で自律神経失調を改善し、食事と運動の指導。

自分でできる解消法
- 食事とくにタンパク質を取る
- 疲労をとる
- 筋肉をつける(疲れない程度のウオーキング)
低体温の改善の仕方
低体温は、筋肉量を増やせば上がります。3か月ほど筋トレをすれば、1度くらいは上がるでしょう。鍛えるときは大きな筋肉(太ももや背中の筋肉)を先に鍛えると効率がいいですね。
冷えをほおっておくと…
- 冷えすぎて、足や手が痛い→動脈硬化
- 冷えると腹が痛くなる→内蔵型の冷え
- 冷え+しびれ→糖尿病
- 冷え+こわばる→膠原病の可能性
- 冷え+むくみ→甲状腺機能低下症の可能性
冷えをほおっておくと、閉塞性動脈硬化症など、足に痛みが出て、足の切断を迫られるなど、手術が必要になるときがあります。