食道裂孔ヘルニア

MSDマニュアルより引用

状態

胃の一部が横隔膜の上へ突出している状態

なりやすい人

ほとんどの場合、腹部の圧力が高くなり、胃が押し上げられてしまうことで固定が緩むといわれている。
そのため胃に内臓脂肪がたくさんついている下記の人に多い

  • 肥満体型の人
  • 妊婦
  • 経産婦
    また、腹部の圧力は喫煙や腹水、気管支喘息などによっても上がるため、身に覚えのある人は注意が必要

症状

  • 胸やけ
  • すっぱいものが上がってくる
  • げっぷが上がる
  • すぐに戻してしまうなど

治し方

PP:仰臥位 AFTで調べる(PTに示指を当ててもらう)

Pro:Drの涼母指をPtの剣状突起下部の軟部組織にコンタクト

呼吸に合わせて深く足方へ押圧することを3回

呼気の終了時にフリップする。(あくまで下に下げる感じ)

注意:胃下垂の人にはやらない

この施術を週1回×6回

対策法

食道裂孔ヘルニアの対策は?

食道裂孔ヘルニアは、お腹の中の圧(腹圧)が高くなったり、下部食道括約筋の締め付ける力が弱まったりすると起こります。
つまり腹圧を高めないためには、

  • 背筋を伸ばして姿勢を良くしたり
  • お腹をベルトなどで強く締め付けないようにしたり
  • 内臓脂肪を落としたり