テニス肘(上腕骨外側上顆炎)四十肘・五十肘
テニスやゴルフをやめているのに肘がなかなか治らない人は「肘だけ」の問題ではありません。
全身の問題です。
あなたの周りにあなたよりテニスをいっぱいやっているのに、
痛めない人がいませんか?
あなたの「うしろ姿」を見てもらってください。
きっと片方の肩が下がっているはずです。
症状
- 肘が痛い
- 肘が伸びない・ねじれない・動かない
- 物が持てない(特に手のひらを下にして)
- タオルをしぼるとき痛い
- 伸筋(総指伸筋・長短橈側手根伸筋・肘筋)の腱付着部の自発痛や放散痛
原因
上腕骨外側上顆を覆う骨膜部とそこに付着する筋肉の炎症あるいは断裂。
(断裂があるときは治りにくく、1年位かかることもある)
誘因としては
- テニス
- ゴルフ
- 重いものを持つ
- バイクのアクセル動作
- 金づち・ドライバー作業
- 包丁の使いすぎ
- 高い机でのマウス
- 痛みを我慢しての運動
などなど
検査
整形学検査
- コーズンテスト46(こぶしを握らせ手首に背屈に抵抗)
- ミルズテスト47(雑巾を絞る動作で肘外側に痛みの有無)
- 手のひらを上と下でOリング検査→テニス肘の人は手のひらが下で弱くなる。
静的触診で肘の痛みを確認
(反対側と比較、問題が骨・関節・靭帯・筋肉・神経のどれかを鑑別する)
- 上腕骨外側上顆に圧痛があるか
- 橈骨頭に圧痛(橈骨に変位があれば治しやすい)
- 上橈尺関節
- 総指伸筋
- 橈側手根伸筋
- 腕橈骨筋
動的触診(骨の不整列)
- 橈骨頭(前方・後方・上方・下方・内方・外方変位)
- 上腕骨(橈尺骨が正常で上腕骨が歪んでいるかを確認)内方・外方・前方・後方
- 1.屈曲障害 A変位
- 2.伸展障害 P変位
- 3.回内障害 EX変位(基本は肘関節90度だが屈曲・伸展して回内を行う)
- 4.回外障害 IN変位(基本は肘関節90度だが屈曲・伸展して回外を行う)
治療
- なぜ肘に負担がかかるのか診る
(腰が弱い・肩が片方だけ下がっている・首から肘に行く神経の異常など) - 体全体のバランスを良くする(骨盤・背骨・肩・手首の調整)
- 固定が必要な場合は橈骨頭の少し下
- 遠位の橈尺関節のサブラクセーション
- 伸筋のリラクゼーション
- 外側上顆や橈骨頭の調整
- 遠位橈尺関節も診る
(サポーターで締めて強くなるか確認できれば橈骨と尺骨の間が広くなっている。) - 振圧針
- ソニック
よくある質問
- 何回くらいで治りますか?
一度みてみないとわかりませんし、治療後にどれだけ負担をかけないかによります。目安は5.6回です。
せっかくここまで読まれたので、一度試してみませんか?
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