足底腱膜炎(足底筋膜炎)
足底腱膜炎は、足底の腱膜に炎症が生じる疾患で、一般的に足底のかかとの近くで痛みや不快感が生じます。
なお、足底腱膜炎と足底筋膜炎に違いはありません。
以下に足底腱膜炎の症状、原因、および改善法をまとめてみましょう。


【支配神経】脛骨神経 【作用】下腿三頭筋の働きを助ける
※青い部分が足底腱膜です。
症状
- 足底の痛み: 主要な症状は足底のかかとの近くでの鋭い痛みです。通常、朝起きたときや長時間歩行・立ち仕事の後に症状が悪化することがあります。
- 朝の一歩目の痛み:寝ている間に筋肉が固まってしまうことで、朝一歩目の足底筋膜が伸ばされる瞬間に強く痛みを感じてしまいます。歩いているとが足がだんだん慣れてきて、痛みを感じづらくなってきます。
- 腫れや炎症: 腱膜が炎症を起こすため、足底に軽度の腫れや赤みが生じることがあります。
原因
足底腱膜炎の主な原因は以下の要因に関連しています。
- 過度な負担: 長時間の立ち仕事、激しい運動、体重の増加などが足底に過度の負担をかけ、腱膜に炎症を引き起こすことがあります。
- 足のアーチの問題: 偏平足やモートン神経腫の患者は、足底腱膜炎のリスクが高まります。
- 適切な靴の選択: 適切でない靴、特にアーチのサポートが不足した靴を履くことが原因となることがあります。
- 足の指の動きが悪い:
- 踵骨・距骨の距骨下関節が硬い
- ふくらはぎ・前脛骨筋が硬い
改善法
足底腱膜炎の管理や改善には以下の方法が役立つことがあります。
- 安静: 休息が非常に重要です。炎症を鎮め、足底に負担をかけないようにしましょう。
- アイシング: 痛みや腫れを和らげるために、アイスパックを足底に置きます。
- ストレッチとエクササイズ: ふくらはぎ(アキレス腱)のストレッチ、足底の筋肉を強化するエクササイズが役立つことがあります。
- 適切な靴: アーチサポートがあり、クッション性のある靴を選びましょう。
- カイロプラクティック施術: カイロプラクターによる施術や物理療法が症状の緩和に役立ちます。
- 足底筋膜炎の症状が出てしまった場合、まずは安静にして足底筋膜にかかる負担を最大限減らすことが大事です。
- 足の裏のアーチ2種類縦アーチと横アーチのバランスを改善します。
- 人によって原因が違うため、その原因に対し的確な施術をしていくことで、足底腱膜炎を改善することができるので、あなたに合うベストな施術方法を選択します。
- 足底の筋肉を調整して、骨格調整します。
- 足底腱膜炎の根本的な原因を施術で改善していくことで痛みのない生活にもどることができます。
足底腱膜炎の症状が重症である場合、または自己治療が効果的でない場合は、医師や専門家に相談することをお勧めします。
適切な診断と治療計画を立てるために、専門家の指導を受けることが大切です。
病院での治療
・アイシング
・足裏に湿布
・痛み止めの注射
なぜ足底腱膜炎の発症するのか
①足の縦アーチが崩れてしまうと歩くたびに足底筋膜が過剰に伸ばされ小さい傷が入り、足底腱膜の付着部そこに炎症が起きてしまう発症します。
②高いところから飛び降りた際に、急激に足底筋膜に負荷をかけることで発症することもあります。
他の部位も痛めていることが多いので診なきゃいけないポイント
多い順に
- 外反母趾
- 深筋腱(足の甲の筋
- 扁平足(縦アーチのつぶれ)
- 後脛骨筋(ふくらはぎの内側)シンスプリントも同時に併発が多い
- モートン神経腫(横アーチのつぶれ)中高年の女性に多い
- 鵞足(膝の内側の筋肉)
- 開帳足
足底腱膜炎に似た病気
1、踵骨炎(しょうこつえん)
2、深筋腱炎
3、開帳足
4、浮指
5、足関節のロッキング
など