腹横筋

腹横筋は、腹筋の最も深い部分にあるインナーマッスルで、コルセットのように腹部全体を包み込んで体幹を安定させ、腰痛の予防や姿勢の維持に役立ちます。
主な働きは、腹圧を高め、内臓を支え、腹式呼吸の際に特に使われることです。

主な役割

  • 体幹の安定:腹横筋、横隔膜、多裂筋、骨盤底筋群と共に体幹を安定させます。
  • コルセット効果:腹部を包み込むように広がり、コルセットのように内臓を支え、腰や骨盤を安定させます。
  • 腹圧の向上:下位肋骨を引き下げて腹圧を高め、腰部を保護します。
  • 姿勢の維持:正しい姿勢を保つために重要です。

鍛え方

  • 腹式呼吸:息を吐きながらお腹をへこませることを意識します。
  • プローン・ブリッジ:うつ伏せで肘とつま先(または膝)で体を支え、体が一直線になるように保ちながらお腹を引き締めます。
  • 片脚立ち:片脚で立つ、または座ることで、バランスを取ろうとして腹横筋が自然と働きます。

効果

  • 腰痛の予防・改善:筋力が弱いと腰痛の原因になるため、鍛えることが有効です。
  • ぽっこりお腹の解消:ぽっこりお腹の根本的な引き締めにつながります。
  • 運動パフォーマンスの向上:体幹の安定性が高まることで、運動能力が向上します。