回内足の改善なら

回内足(オーバープロネーション)は、単なる足の問題ではなく
「全身のバランスの崩れの結果」として起こるケースが非常に多いです。
カイロプラクティックの視点では“原因の階層”を分けて考えます。


■ 回内足の主な原因(臨床的に多い順)

① 足部の支持機能低下

  • 後脛骨筋の弱化
  • 足底筋群の低下(いわゆる“アーチ崩れ”)
  • 靭帯の弛緩

👉 結果:内側アーチが潰れる → 回内


② 距骨の内側変位(超重要)

  • 距骨が内側・前方へズレる
  • 足関節のロック機能低下

👉 カイロ的にはここが核心ポイント
→ 回内足の“構造的スイッチ”


③ 下腿のねじれ(脛骨内旋)

  • 脛骨が内側にねじれる
  • 歩行時に常に内倒れ方向へ力がかかる

④ 股関節の機能低下

  • 中殿筋・外旋筋の弱化
  • 骨盤の前傾・内旋パターン

👉 上流の問題で足が潰れる典型パターン


⑤ 神経系の問題(見落とされやすい)

  • バランス感覚の低下
  • 固有受容覚のエラー
  • 視覚優位・足裏感覚の低下

👉 「正しく立てていない」状態


■ カイロプラクティックでの改善アプローチ

① 距骨・足関節のアジャスト

最優先

  • 距骨の内側・前方変位を調整(外後方へスラスト)
  • 立方骨・舟状骨の可動性回復

👉これだけで回内が一瞬で改善するケースも多い


② 脛骨・腓骨のアライメント調整

  • 脛骨内旋の解除
  • 腓骨頭の可動性改善

👉 足のねじれの解除


③ 骨盤・股関節の調整

  • 仙腸関節の安定化
  • 股関節外旋可動域の回復

👉 「上流からの回内圧」を止める


④ 足部の筋機能再教育(ここが差になる)

単なる筋トレではなく

✔ 再教育すべき筋肉

  • 後脛骨筋
  • 母趾外転筋
  • 短趾屈筋

✔ 具体例

  • ショートフットエクササイズ
  • 母趾荷重トレーニング
  • 片足バランス

👉
「使えていない筋肉を使えるようにする」


⑤ 歩行・立位の再学習

  • かかと → 小趾球 → 母趾への荷重誘導
  • 足裏の三点支持の再構築

👉
ここをやらないと再発率が高い


■ 改善の本質(重要)

回内足は

👉 足だけ治しても治らない
👉 インソールだけでは根本改善しない

です。

本質は
「足が潰れる使い方をしている身体」


■ 改善が早い人の特徴

  • 片足立ちが安定している
  • 股関節が使える
  • 足指がしっかり使える
  • 視覚に頼りすぎていない

■ まとめ(臨床的結論)

回内足の改善は

① 距骨調整(構造)
② 下肢アライメント(連動)
③ 神経・筋再教育(機能)

この3つを同時に行うことで

👉 初めて「再発しない足」になる