脊柱後弯症を改善
脊柱後弯症(円背、猫背とも呼ばれます)は、背中が過度に丸くなり、頭が前方に突き出る姿勢の異常です。高齢者に多い「姿勢性後弯症」や、成長期に見られる「Scheuermann病(ショイエルマン病)」など、さまざまな原因があります。
脊柱後弯症の主な原因
- 姿勢不良
- 長時間のデスクワークやスマホの使用などで、頭が前に出る姿勢が習慣化すると、背中が丸くなりやすくなります。
- 筋力の低下
- 背筋や体幹の筋力が低下すると、脊柱を正しく支えられず、後弯が進行します。
- 加齢による骨の変化
- 骨粗鬆症や椎間板の変性により、背骨が圧迫されて後弯が強まることがあります。
- 遺伝や成長期の異常
- 特にショイエルマン病では、成長期に脊椎の一部が楔形(くさびがた)になり、後弯が目立ちます。
- 外傷や手術の影響
- 事故や脊椎手術の影響で、背骨のバランスが崩れる場合があります。
カイロプラクティックでの改善方法
カイロプラクティックでは、脊柱後弯症の改善に次のアプローチを取ることができます。
- 脊椎のアジャストメント
- 背骨の可動性を取り戻し、自然なカーブを取り戻すための手技療法を行います。特に胸椎(T1〜T12)や頸椎(C1〜C7)の調整が重要です。
- 姿勢指導
- デスクワーク時の座り方、スマホの使用姿勢、立ち方など、日常生活での正しい姿勢を指導します。
- エクササイズとストレッチ
- 背筋・広背筋の強化や、胸部のストレッチを取り入れ、丸まった背中を改善します。
- 特に「肩甲骨の引き寄せ運動」や「ブリッジエクササイズ」などが有効です。
- 生活習慣の改善
- 枕やマットレスの選び方、椅子やデスクの高さ調整など、日常生活での環境改善をアドバイスします。
- 呼吸法の指導
- 深い腹式呼吸を取り入れることで、姿勢維持に必要なインナーマッスルの強化が期待できます。
具体的なエクササイズ例
- 肩甲骨引き寄せ運動
- 両腕を肩の高さに上げ、肩甲骨を背中中央に引き寄せるイメージで5秒キープ。10回繰り返します。
- キャット&カウストレッチ
- 四つん這いの姿勢で、背中を丸めたり反らせたりをゆっくり繰り返します。背骨の柔軟性を高める効果があります。
- 背筋&お尻の筋肉を鍛える運動 壁に両手をついて片方の足を足の付け根から後ろにあげ、10秒保つ×交互に10回を朝昼晩に10回ずつ行う(計1日30回が理想的)
注意点
- 症状が重度の場合や、痛みが強いときは無理に矯正せず、医療機関との連携が重要です。
- ご高齢の方や骨密度が低い方には、ソフトな手技を取り入れ、安全に施術を進めます。
院長のご経験を活かし、患者様に適した指導や施術の工夫がさらに効果的だと思います。
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