のどの詰まり
「のどのつまり感(咽喉の異物感・喉の詰まり感)」は、患者さんが整体院やカイロプラクティックに相談することのある症状の一つです。原因が多岐にわたるため、慎重な見極めが必要ですが、カイロプラクティックでも一部のケースで改善が見られることがあります。
✅ のどのつまりの主な原因
- ストレス・自律神経の乱れ
→ 緊張や不安が強いと、咽頭周辺の筋肉が過緊張を起こし、「ヒステリー球(咽喉頭異常感症)」と呼ばれる症状に。 - 姿勢不良(猫背・ストレートネック)
→ 首や喉の筋肉に負担がかかり、違和感を感じやすくなる。 - 頸椎や胸郭のゆがみ
→ 神経の伝達や筋肉のバランスが崩れ、喉周辺の機能に影響を及ぼすことがある。 - 消化器系の不調(逆流性食道炎など)
→ 胃酸の逆流が喉に違和感を引き起こす。 - 耳鼻咽喉科領域の疾患
→ ポリープ、咽頭炎、甲状腺腫瘍なども原因となりうる。
🔍 カイロプラクティックでのアプローチ
※注意:内科的・耳鼻科的な疾患が原因でないと医師が判断した場合に限り、カイロプラクティックの適応となります。
1. 姿勢・背骨の評価と調整
- 頸椎(特にC1〜C5)、胸椎上部、胸郭のゆがみを確認。
- 背骨のゆがみや猫背、ストレートネックを調整することで、首・喉周囲の筋緊張が緩和される。
2. 筋膜・筋肉のリリース
- 胸鎖乳突筋、舌骨筋群、斜角筋など、喉周辺の筋肉にアプローチ。
- 頭頚部の筋膜リリースも有効。
3. 自律神経のバランス調整
- 背骨(特に胸椎・仙骨)の調整により、副交感神経の働きを高め、喉の緊張を和らげる。
- 呼吸を深くする施術(横隔膜や肋骨の調整)も重要。
説明
のどのつまり感は、実は
・ストレス
・姿勢の悪さ
・自律神経の乱れ
からくることも多いです。
当院では、首や背中のゆがみを整えたり、呼吸を楽にするアプローチを通じて、喉の違和感が和らぐ方もいらっしゃいます。
⚠️ 注意点
- 明らかな痛み、声のかすれ、飲み込みづらさなどがある場合は、まずは医師の診断を優先。
- 甲状腺疾患や逆流性食道炎が隠れているケースもあるため、長引く場合や違和感が強い場合は医療機関への紹介が必要。