野球肩

野球肩の原因とカイロプラクティックでの改善方法

野球肩の主な原因

野球肩は、投球動作の繰り返しによって肩関節や周辺組織に負担がかかることで発生する障害です。主な原因は以下の通りです。

  1. インピンジメント症候群
    • 肩を動かした際に腱板(けんばん)や滑液包が骨と挟まれて炎症を起こす。
  2. 腱板損傷・断裂
    • 肩の回旋筋群(棘上筋、棘下筋、小円筋、肩甲下筋)の損傷。
  3. 肩関節唇損傷(SLAP損傷)
    • 上腕二頭筋腱が付着する肩関節の軟骨(関節唇)の損傷。
  4. 投球フォームの問題
    • 不適切なフォームにより、肩に過度な負担がかかる。
  5. 柔軟性や筋力不足
    • 肩甲骨や胸郭の可動域が狭いと、肩にストレスが集中する。
  6. 疲労の蓄積
    • 回復が不十分なまま投球を続けることで、慢性的な炎症や損傷が進行。

カイロプラクティックでの改善方法

カイロプラクティックでは、骨格や神経のバランスを整え、肩の可動域を正常化することで痛みを軽減し、回復を促します。

1. 背骨と肩甲骨のアライメント調整

  • 胸椎(特に上部胸椎)や頸椎の可動性が低下すると、肩関節の負担が増えるため、アジャストメントで正しい動きを取り戻す。
  • 肩甲骨の可動域を改善することで、肩の動きをスムーズにする。

2. 筋肉のバランス調整(筋膜リリース・ストレッチ)

  • 過剰に緊張している筋肉(大胸筋、僧帽筋、肩甲下筋など)を緩め、弱っている筋肉(前鋸筋、菱形筋、棘下筋など)を強化。
  • 特に、肩甲骨の安定性を高めるエクササイズを取り入れる。

3. インピンジメントの解消

  • 肩甲骨の動きをスムーズにし、肩の前方や上方への圧迫を軽減。
  • 肩関節の適切な可動域を確保し、投球時のストレスを減らす。

4. 神経系の調整(姿勢改善)

  • 投球動作に関わる神経伝達を正常化するために、頸椎や胸椎の調整を行う。
  • 頭部前方位(ストレートネック)を改善し、肩への負担を減少させる。

5. 自宅でのセルフケア指導

  • 肩甲骨周囲のストレッチ(胸筋のストレッチ、肩甲骨の可動域トレーニング)
  • インナーマッスル(棘上筋、棘下筋、小円筋、肩甲下筋)の強化
  • 正しい投球フォームの指導

カイロプラクティックの施術を受けるメリット

根本的な原因を解決できる → 一時的な痛みの緩和ではなく、身体のバランスを整える。
手術を回避できる可能性がある → 軽度~中程度の野球肩なら、手技療法で改善可能。
再発防止につながる → 姿勢や動作を改善し、肩への負担を減らす。


まとめ

野球肩は、肩関節や周囲の筋肉・神経のアンバランスが原因で起こります。
カイロプラクティックでは、関節の調整や筋肉のバランス調整を行い、肩の正しい機能を取り戻すことで痛みを軽減し、再発を防ぐことが可能です。

野球肩の痛みや違和感がある方は、早めにカイロプラクティックの施術を受けて、肩の健康を取り戻しましょう!